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先日の記事▶︎血縁から結縁へ〜結婚を超えた家族の作り方 で、わたしは「結縁」についてこのように書いた。
血縁とは、始めから与えられたもの。
結縁とは、なにかのはからい、ご縁によって結ばれてゆくもの。

すると、はじめにツイートを引用させていただいたれんげ舎の長田さんが、”「単に関係ができる」という意味を越えて、「仏様との縁を結ぶ」という意味があるそうです。”と教えてくれた。


結縁とは?仏法とは??

そこで、さっそくネットで調べてみたら、次のような深いことばであることがわかった。

結縁【けちえん・けつえん】〜デジタル大辞泉より〜

1 仏語。
 
㋐仏・菩薩 (ぼさつ) が世の人を救うために手をさしのべて縁を結ぶこと。けつえん。

世の人が仏法と縁を結ぶこと。仏法に触れることによって未来の成仏・得道の可能性を得ること。けつえん。

2 関係ができること。特に親類になること。けつえん。

なるほど、衆生であるわたしたち世の人が、仏法と縁を結ぶのを結縁というのだそうだ。

では、仏法って、仏さまって一体何?

仏さまは、どこかの宗派の信者であったり菩提寺がある家庭なら、何かとお世話になっているだろう。うちにもお仏壇があって、ご本尊が祀られているからまったくなじみが無いわけではない。

でも残念ながら、今の社会では日常的にふれることは少ないのでは?

お墓参りやお葬式などでお寺さんにでかけるとか、有名な寺院を観光で尋ねるなどの機会がなければ、日常的に「仏教」「仏法」「仏さま」を身近には感じないと思う。

なので、「未来の成仏・得道の可能性を得るために結縁する」、と言われてもピンと来ない。得度するなど、仏門に入る人だけしか『結縁』できないのか、と疑問にも思う。


神棚をお返ししたら


わたしの実家は日蓮宗だけれど、自分は、まったくの無宗教でいずれの宗派にも属さない。2年かけて行った「親の家のかたづけ」では、心苦しかったが神棚もお札も返納した。

だからといって、無信心とも違う。

逆に、神棚をお返ししたことで、毎朝の礼拝も月々のお参りもしなくなったけど、そういった集合無意識的なものに依存しなくなった分、自分というあり方が問われる。

そして、何かわからないけど確かに存在する、その「何か」をとても身近に感じるようになった。

先日亡くなった、森のイスキアの佐藤初女さんが以前どこかで言っていた。彼女はクリスチャンだが、祭壇を設けて特別に祈りを捧げることはなくて、「毎日の行い、おむすびをむすぶことが祈りだ」というようなことを。

わたしが初女さんのようなことをできるわけもなく、ただあたふたしているだけなのだけれど、でもふとした瞬間に、「ああ、ありがたいなあ」という感覚がぶわ〜〜っと内側からわいてきて、涙があふれることがある。

言い方は何でも良い。

それがわたしにとっての神さまであり、仏さまを感じるときだ。


仏さまを見つけよう

宗教界からは、不謹慎と言われるかも知れない。

でもわたしは特別な行為や、特別な場所で神さまや仏さまの存在を見いだすのではなく、雑巾がけをしたり、わんこの散歩したり、誰かと笑い合ったりすることで身近に感じていたいのだ。

その意味では、隣でゴ〜ゴ〜いびきをかいて、時たまスカシっ屁をするうちのワンコ達にも、その辺にころがっている石ころにも仏さまを見つけたい。

実家の近所のがんこ爺さんは少し難しいけれど、でもやっぱり菩薩であり不動明王なんだよね、と、できれば、なるべく……

思うようにしよう。汗;;

そう、わたしには、未来の得道も成仏もいらない。今、こうして存在している、それがすべてだ。

仏さまは、誰の中にも、あなたの中にはたくさん、そしてわたしの中にもおそらくちょびっとは存在している。

もちろん、得度して仏門に入り求道することも素晴らしい。

でもそんなストイックなことのできない世俗のわたしは、せめて、だるまさんがころんだで遊ぶように、すべてに仏さまがあることをずっと探しつづける。いつまでもオニ役なのね。笑

それがわたしにとっての「結縁」だなあ、としみじみ思わせてくれたこの数日間だった。


【関連】
▶︎血縁から結縁へ〜結婚を超えた家族の作り方 
▶︎タイニーハウスを作りたいわけ③親の家を片づけて



今回、血縁から「結縁」について考えるそもそものきっかけを与えてくれた、れんげ舎の『場づくりクラス』が今年も6月から始まるそうです。

わたしも昨年、半年間参加して『場』について改めて見つめなおす機会をいただきました。また、『場』そのものが力をもっているのだな、ということを実感しました。

何か組織や関わる活動の運営のヒントがたくさん得られるかと思います。ステキな仲間もできますよ!

興味のある方は、こちらからどうぞ!▶︎FBページ場づくりクラス





■遠藤レーコ:プロフィール


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