またもや古い話しで恐縮だが、26年前に東南アジアを旅する前は、オーストラリアをワーキングホリデービザでかけめぐっていた。

車を買い、キャンプでオーストラリアをほぼ一周。ここでも、田舎田舎へと走らせていた。愛車は4.0ℓのモンスターFord、エンジンルームをのぞくと、地面が見えるような簡単な作りだった。

それに、あっちで車買うのってめちゃくちゃ簡単、だったのです、当時は。新聞にもSaleの広告がよく載っていた。

同じ場所にはだいたい何日か泊まり、次のところに移動するという生活。

となり町は下手すれば600㌔とか離れていることもあって、ただひたすら平原を走る。夜はとても危険。

なぜなら、カンガルーが車のライトに向かって激走してくることもあって、ぶつかるとこちらの方が命取りなのだ。なので、車にはほとんど(カンガ)ルーバーというのがついている。
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Australlia's Outbackよりお借りしました


バイトも釣りもサバイブも

バイトは、リンゴや梨もぎ。大型のコンテナーいっぱいにして、2000円とか。自給は300円くらいだったかも知れない。でも、貧乏旅行者には、それはそれでありがたかった。

果実はシーズンものなので、移動しながらバイトするプロもいた。バイト以外のときは、魚釣りをしたり、無人島にカヤックで行ったり、エアーズロックに登ったり。

あるブッシュでキャンプしたとき、着いたのが夜になってしまった。疲れもあり、適当にテントをたてて寝たのだが、朝になってそこが毒蛇の通り道だったと分かった時にはさすがに冷や汗だった。テントのありがたみを痛感した朝だった。(写真を探したけど、なぜかほとんど残っていません。汗;;)
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旅で出会った日本人。自転車でオーストラリアを回っている愉快なオトコだった。 右端にチラッと写っているのが自分たちのテント。
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キャンプサイトで暮らす人びと

で、だいたいどの町にも必ずあったのが、ビアホールと郵便局とキャンピングサイト。それによろずやのような何でも売るグローサリーストア。これらが「お気に入り」となると、長居決定!

西の町も良かったし、北のワイルドな町も好きだったなあ。

キャンピングサイトには、だいたいトイレと有料のシャワーがあって、でも乾燥しきった大地は水が貴重だから、シャワーも3分とか。たまに途中で止るし。シャンプーしてて出なくなったときは焦った。
 
で、気持ちの良いキャンピングサイトには、必ずと言って良いほどそこに定住している人々がいた。

10年住んでるわ〜、なんて人もいて、彼らは自分たちのトレーラーの前にお花を植えたり、ウッドデッキを作ってそこでビールを飲んだり。
 
飽きたら簡単に移動する。「グダイマイトGoodday,mate!!!(オージーの挨拶)次は北に行こうと思っているんだぜ、マイト」なんて感じ。

乾燥しているので、ジーパンも30分で乾く。万が一雨が降っても洗濯物を取り込まず、「no worrys, mate!!また晴れたらすぐに乾くさ」
 
水も、水道なんて田舎にはないから、外にタンクを置いてそこに雨水をためてガーゼかなんかでゴミを取り除いただけで使う。なので、ボウフラや葉っぱが蛇口から出てくることもしばしば。

水が貴重だからか、彼らは食器を泡だらけのボウルの中で洗ったら、そのままゆすがずに乾かしておくだけ。めっちゃ合成洗剤なのだが。汗;;

なんだか、と〜〜〜〜ってもお気楽なのです。もちろん、先住民アボリジニへの人種差別とか問題はたくさんあるけど、オージーのお気楽さは本当にいいなあ、楽だなあ、と思った。

 

キャンプするように暮らす

この写真のオヤジさんにはとってもお世話になった。りんごもぎのバイトをしている時、後ろに写っているトレーラーにタダで居候させてもらっていた。母屋のキッチンはガスバーナーではなく、薪のバーナーだった。料理と暖房が両方できる、といばっていた。

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記憶が定かではないが、2ヶ月ほどいたように思う。自分たちの料理はキャンプ用の2つ口のバーナーで作り、たまにオヤジさんとも一緒に食べた。晴れた日は広い庭でゴロゴロ。

オージーのことを言えないくらいお気楽な日々だった。

それに、テントってあの薄い布一枚で立派な家になるということも、身にしみて分かった。さすがに雨の日は車の後ろで寝たが(Ford、余裕の広さです)、とにかく晴れた日にはだいたい外にいる。

だから、昨日の記事で書いたDeeが言っていたのだけど、「晴れたら外にいるわ♪」というのも本当によく分かる。

そうなのだ、どちらかというと私は定住型というより、移動型なのだ。モンゴルの人たちのように夏と冬で住むところが違うとか、本当に憧れる(彼らには彼らなりの訳があるのですがね)。

好きな時に、好きなところに家ごと移動できる。気に入ったらそこにしばらくいて、飽きたら次の町を目指していこう。そんな、キャンプするようなお気楽な暮らし方。

日本でだってやればできるんじゃない?



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