四賀村のるりこう庵でのワークショップは、前日とは打って変わってスッキリとした青空になりました。お庭では、福寿草がお出迎え。かわいらしいですね〜。 
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日本でただ一人のチベット医、小川アムチ(チベット語でお医者さんの意味)の「森のくすり塾」2日目は、茶道でした。茶道といっても『薬草茶道』!

まずは、ハト麦茶。アムチ自ら栽培されたそうです。ありがたい。ハト麦は、外の殻をむいたら、中身が鳩に似ているからそう呼ばれるとのことでしたが、わたしはあんまりピンと来なかったので写真は撮らず・・・笑

麦をほうろくで煎ります。あたりに香ばしさが漂いはじめたらできあがり。いいにおい。

今度は煎った麦を、石臼というか石板と丸石(るりこう庵の庭にあったものだそうです)でゴリゴリ挽きます。豆があっちこっち飛んじゃって、みんなわーわー言いながらでしたが、楽しかったです。それを煮だすこと10分。とてもゆたかでコクのあるハト麦茶、初めての奥深い味わいでした。
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おつぎは、カキドオシにスギナ。そのへんに自生する薬草ですね。身近な植物だけど、知らなかったら単なる草。でも、こうして実際にお茶にして飲むと、親しみが一気に増します。

野草やハーブに興味を持ち出していろいろ学ぶうち、今ではワンコ散歩のときに植物を見ると「食べられるかな、クスリになるかな、どんな香りだろう、染料になるかな?」と興味が尽きません。本当に道ばたに生えている植物たちだけど、びっくりするほど奥深い。もっと早くにこの世界のスゴさに気づいていれば良かった!
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お釈迦様のお誕生日に飲むという甘茶もいただきました。アムチの手もみだそうです。まず葉っぱをそのまま食べたのですが、これが衝撃の甘さ!同じ量なら砂糖の100個分の甘さなんだとか。

甘茶は、あじさいの仲間で500m以上の高地で栽培可能とのことなので、裏の林に植えてみたいと思いました。料理なんかにも使えるんじゃないだろか?
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薬草は、採取したら乾燥させて煎ってからに出すのが良いそうです。煎ることで薬効成分がさらに引き出されるし、香ばしさも加わります。カキドオシはほのかな甘味、スギナ茶はちょっとミントのような味がしました。どれも美味しかったけど、わたしはハト麦茶が一番気に入りました。


薬草茶の道

アムチ曰く、どちらかと言えば、コーヒー文化が男性的、薬草・ハーブ茶が女性的なものだとすると、これを統合した『薬草茶道』を広めたいとのことです。

コーヒーは煮出すのではなく、ドリップ。味やアロマも強めで刺激的です。対し、薬草ハーブティは煮出すことで薬効を引き出し、香りもコーヒーに比べると刺激系ではありません。

ただ、今のハーブティなどは茶葉も購入して楽しむのが主流です。これを、狩猟採集型にすれば、男性も親しむ世界になるのでは、という考えです。自分で野山に入り、自分で根っこや葉っぱを採ってきて家族に飲ませる。おとちゃん、カッコいい!というわけですね。

でも、フィールドワークで根っこをガンガン掘るのは、今のところ女性が圧倒的に多いそうですよ。笑


不思議な表現空間にお邪魔しました

ワークショップのあとは、近くのヴィオ・パーク劇場というところで手打ちのおそばをいただきました。なんだかとっても不思議な空間。前からそこを通るたびに気になっていたのですが、今回たまたま入ることができて、とってもラッキーでした。
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大きな太い柱が、直接地面に埋められています。どうやって建築確認をとったのだろう?それにワラ入の土壁。確信犯的な仕事ですね。

写真ではちょっと写っていませんが、舞台と前庭があり、音楽や舞踏など様々な表現活動が行われているそうです。この日はそば打ちのセットが舞台にありました。
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とれたての山菜天ぷらに、辛味大根となめこ。手打ちのおそばは、コシがあって本当に美味しかったです。お手伝いをしてくださった方がお誕生日だったそうで、ケーキもご相伴にあずかりました。自然界の恵み、滋味あふれる薬草茶と手打ちのおそば、それに素朴なケーキの〆でとても有意義な二日間を送ることができました。
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前記事はこちら▶︎チベット医に学ぶ①葛根湯を自分でつくる




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